大洋エレックス株式会社TAIYO ELECS CO.,LTD.

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BoRoS Ⅳ

BoRoS IV直線式ボトル自転装置

初号機を導入してから15年以上の実績、いまだ類をみないシンプルイズベストな製品です。ボトル材質、形状によりますが1分間に80本までの搬送が可能な、生産数量の少ない製造現場に特化した検査システムです。

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01BoRoS IVの強み


ボトルを回さず直線ラインに検査機を複数台設置する方法に比べ

  • カメラ、照明台数が減りコストが削減できる

    直線ラインでボトル全周を検査させるには、ラインの片側から2、3方向にカメラを配置してボトルの片面半分を検査、更に反対側に同じ構成が必要となります。
    ラインも長くなり、カメラ台数が増えコストがかかるだけでなく、カメラ台数分の調整設定も煩わしいものとなります。

  • 検査装置の調整が少なく分かりやすい管理ができる

    BoRoSⅣはボトルをカメラの前で自転させるためカメラ配置は1 方向で済み、検査機の設定も分かりやすく設定管理が楽になります。

  • 回すことでボトル中心を狙え全周安定した検査ができる

    直線上でカメラで撮像した画面の場合、中央と端で検出能力の差がでますが、ボトルを自転させることで全周安定した検査が実現します。


ロータリー(インデックス)ポケット搬送で自転させる方法に比べ

  • 構造がシンプルで調整・メンテナンスが容易、型替えパーツもほぼなく、品種替えが短時間で完了

    処理本数が早い装置はロータリー式搬送のものが多く、強固で複雑な構造となりメンテナンス性もさることながら型替えのパーツも多くなり、高価なシステムとなりがちです。
    BoRoSⅣは自転させる構造がシンプルなため、メンテナンス負担も軽減され、型替えは切り出しの幅、ヘッド高さをボトルに合わせ、登録した品番を呼び出すだけで簡単に完了します。

  • ボトルを少し持ち上げて自転させるため、底部付近の不感帯が減る

    ロータリー式の多くはボトルを皿状に乗せることで影の影響を受けることがありますが、BoRoSⅣ自転部ではボトルを上下でホールドしてコンベアから少し浮かせるため、ボトルの底部から立ち上がりの影の影響を少なくできるメリットがあります。

  • スクリューなどが不要でボトルと接触する部品が少ない

    ボトルの間隔を開けるためのスクリューなどは必要なく、独自の切り出し機構でボトルを切り出します。

02BoRoS IVの主な仕様


検査項目と検出精度

  • 処理本数:分間最大80本
  • 検査項目:ノズル、胴部 炭化異物φ0.3mm以上
    底部 炭化異物φ0.3mm以上
    天面 キズ0.3mm以上
※その他の検査部位、欠陥種類、検出精度はご相談ください

ユーティリティ

  • システム電源:三相200V±10% 50/60Hz [20~50A]
  • 除湿クリーンエアー:0.7MPa 以上

03BoRoS IVとジョイントコンベア(天面・底部)を 組み合わせた一体型の構造例


マウスホーバーしたら詳細な構造が表示されます。

BoRoS IVに付加できること


カスタム装置構築

  • 異物検査に業界最速の弊社オリジナルの検査装置(デジタルカメラチェッカ)以外に、検査内容に合わせ、エリアカメラやラインセンサを用いた画像処理装置での構築も可能です。
  • 自社でLED 照明を製作していますので、透過、反射、屈折など対象ボトル、対象欠陥に合わせたシステム構築をご提案できます。
  • 欠陥検査だけでなくボトルの特異点を検出させボトルの方向制御にも使えます。
  • コンベアを追加しヘッド追従型エアーリーク*検査、放電リーク検査を付加できます。
    リーク検査を付加した場合の処理本数は分間50本以下となります。
    ※ 加圧式リーク検査には高精度のオリジナル判定ロジック回路を用いています。
  • ボトル転倒防止用吸着ブロア(4.4 ㎥/min 仕様のものを1 基~3 基)は弊社で製作、供給可能です。
  • パスライン、流れ方向は貴社設備のご希望に合わせて設計製作いたします。

ジョイントコンベア

  • 貴社コンベアから BoRoSⅣ乗り移り用の簡易ジョイントコンベア以外に、高さ調整機構付きジョイントコンベアを弊社で製作、供給可能です。
  • BoRoSⅣの下流(または上流)に胴部を保持するジョイントコンベアを設け、天面、底部の検査を付加した装置を一体型として製作いたします。

04BoRoS IVの動作

SCROLL↓
ドラッグ&ドロップでスライドします。
  • 01

    貴社設備の平コンベアから簡易ジョイントコンベアを介しボトルをBoRoSⅣコンベアに搬入します。

  • 02

    切り出し部でボトルを停止させ一定のタイミングを取りボトルを開放します。

  • 03

    ボトルは検査ステージ中央に向かい移動します。検査ステージ中央手前の検査センサがONします。

  • 04

    登録されたエンコーダパルス数カウント後、先端パッドが上昇してボトルをコンベアから切り離し、更に、ワークヘッドが下降してボトルを上下からホールドします。

  • 05

    設定した角度分の回転を開始します。ボトルが自転中に胴部、ノズル部の検査を行います。

  • 06

    回転が終了すると先端パッドが下降、ワークヘッドが上昇を始めボトルはコンベア上に戻り出口に移動します。この時、ワーク検知センサで転倒がないか監視します。

  • 07

    不良品ボトルはワーク到達センサで確認して設定したタイマー時間でエアー排出され排出不良センサで通過したか監視します。

  • 08

    検査結果がOKの時は、そのまま通過させ下流側ジョイントコンベアを介し貴社設備の平コンベアに戻します。

  • 09

    下流側ジョイントコンベアに天面・底部検査がある場合は検査を行い貴社平コンベアに乗り移ったところで不良品をエアー排出します。

※下流に検査用ジョイントコンベアを設けることで天面、底部検査を付加することが可能です。

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TEL075 - 581 - 7101
FAX075 - 501 - 3250